【合格体験記】PMP(Project Management Professional)に1発合格した勉強法、当日の受験内容

IT

PMP(Project Management Professional)とは?

PMPは、プロジェクトマネジメント協会(PMI)が認定しているプロジェクトマネジメントに関する国際資格です。

PMPは、プロジェクトマネジメントのデファクト・スタンダードの資格として広く認知されており、プロジェクトマネジメント・スキルの評価基準として、ITをはじめとする多くの業界から認知されています。

合格までにやった勉強内容

35時間の必須研修+30~40時間程度の勉強時間でしたが、8月に必須研修を受講し、2022年12月の受験で「Above Target」の成績で合格しました。

具体的な勉強内容は下記の通りでしたが、問題はいわゆる「シチュエーション問題」ですので、演習でやった問題と同じ内容は出てこないので、概念や考え方を理解できることがゴールになります。

  • 35時間の必須研修(会社として受講させてもらった研修)
  • Udemyの講座【「PMP®認定試験」で一発合格を目指す! 効率的な試験対策のための戦略コース (2021) アジャイル対応】。8時間の講義を2倍速で流し聞き。
  • 演習問題300問(必須研修でもらったもの。内180問は、下記書籍の内容と同じ)
    →「10問ずつ解いて、答えを確認する」を繰り返して、後続の類似問題は解けるようにしながら進める。
  • 書籍【「PM教科書 PMP完全攻略テキスト PMBOKガイド第7版対応」】の演習問題(研修でもらったものと同じ内容。恐らく、PMIの公式問題)+α(章末問題160問+用語の見直し等)
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問題を解く際の考え方

全く見たことのない問題ばかり出てきたので、内心ひやひやしながら受験していましたが、下記のような考え方で解いていました。

  1. ウォーターフォール(予測型)か、アジャイル(適応型)か(もしくは、ハイブリッドか)を確認
    主として、変更や不測の事態への対応が異なる。
    ウォーターフォール(予測型)であれば、変更はCCB(変更管理委員会)の承認プロセスを通し、不測の事態には事前の定義を確認(Review/レビュー)する。
    「レビュー」と記載があるので、日本の慣習だと、レビュアーを交えた確認・承認作業と誤解してしまうケースもありますが、ただの「見直し/Re・View」くらいの意味でとらえると良いと思います。
    アジャイル(適応型)であれば、変更は「プロダクト・バックログ」へ追加後に優先順位をつけて対応し、不測の事態には対話で解決する。
  2. 今、どのフェーズについて問われているかを確認
    主として、ウォーターフォール(予測型)になるが、どのフェーズ(立上げ、計画…など)について問われていて、どの文書(プロジェクト憲章など)が作成されているか、どの文書を確認(Review/レビュー)すればよいか等を確認する。
  3. PMIイムズ(PMとしての考え方)から、解答を確認
    正しいPMIイムズはわからないが、問題を通じた下記のようなスタイルを意識する
    • まずは事実確認。そこから対応を実施する。
    • 安易なエスカレーションはNG。事実確認をし、対応を検討した上で、どうしても必要であれば上位職やプロジェクトオーナーに話を持っていく。
    • まずは対話。問題が発生しているからこそ、チームメンバーも含めた、関係者と対話する。
  4. 最後は、知識ベースで解答を確認
    SPIやCPIのような、単純な計算は求められないが、何を意味しているかなどの知識をもとに回答する。

当日の流れ

テストセンターで受験しました。

まずは、受付の後、ロッカーに身分証明書以外の荷物を預けます。長時間の試験のため、食事の持ち込みはOKのようですが、私は持ち込みをしませんでした。

準備ができたら、写真を撮ります。眼鏡をしている人は、眼鏡を専用の台に置き、スマートグラス等ではないか確認されます。また、パソコンルームへ入る際には、ポケットの中身がないことと、再度スマートグラス等ではないか、確認されました。この確認は、トイレ休憩の際にもありました。

パソコンルームに入る前に、メモができるペンと薄いホワイトボードのような用紙を渡されます。
テスト開始の前に、パソコン操作のチュートリアルがあります。この際に、絶対にメモを取らないように言われました。

60問解答毎に、10分以内の休憩が合計2回ありますが、休憩するかどうかは個人の裁量に任されます。
60問の解答を一旦締めてから休憩となりますので、休憩以前の問題の見直しはできなくなります。
最初、時間を確認するのを忘れていたので、かなりひやひやしながら、残り時間の計算をし直していました。1問1分強で解答する必要がありますので、思ったより時間がなかった…という印象です。見直しを含めて、230分全て使い切った状態で試験を終了しました。

受験後の感想

会社からの選抜で受験しましたが、勉強して良かったと思えることが結構ありました。

WBSの作成など、PMとして全部やらないといけないと思っていたことが、チームメンバーに任せるのが正解だと記載されていたことや、チームメンバーの育成がかなり重視されていたことなど、実際のプロジェクト・マネジメントの際に悩んでいたことに、一応の解答があったことが非常に良かったと思いました。

上記の内容も、勉強不足による誤解等あるかもしれませんが、考え方がご参考になればと思います。

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